私がパチンコで勝つには秘訣がある。そこらの秘訣のように勝てない情報とは異なる秘訣です。それを宝幸院で学ぶことができた。
宗教のような宝幸院がギャンブルなどを支援するはずはないのでは?いえ、宝幸の教えはギャンブルの為ではないがギャンブルでも使える万能な教育です。そんな胡散臭い話を誰が信用するの?って思いましたよね。
数分だけ時間を下さい。この先にあなたを『成功』に導く答えがあります。
勝てはしますがギャンブル性が失われる可能性がある為、勝つか負けるかわからないギャンブルを楽しみたい方はここで引き返していただいて結構です。勝ちたい人は覗いてみてもらうと視野が変わることでしょう。
私は知人Kに「今日もギャンブルで負けた」と残念な気持ちを口にしていた。知人はそう残念なことばかりを口にするものじゃないよ、と言いながらも続けた。「でも君のそのギャンブルを、僕に騙されたと思って一度一緒に同行させてくれないかな」と。
Kはとてもギャンブルなどするような人には見えなかった。そこでKは私がいつも通っているパチンコ店に車で営業前に一緒に向かうこととなる。
駐車場についた時にKは言った。「大切なことを教えるからしっかり見て考えろ」と、周りを見渡しながら。開店前で人はたくさん並んでいる。座りたい台を取るには最前列に並ばなければ取れないだろう——私はそう考えていた。
しかしKは動くことがなく、車の中から動こうとしない。
K「大切なことが、君には見えていないんだろうね」
私にはKの言いたいことが理解できなかった。
K「あの車を見てみて。あれがこの店の幹部の車だ。みんなから吸い上げたお金で高級車に乗っているんだ。このギャンブルはあいつらとの戦いだよ」
確かにあの車は高そうだ、と私は思った。同調すると、Kは再びエンジンをかけて食事に行こうと言い始めた。
私「え?パチンコしないんですか?」
K「いや、もうしているよ?君はさっきの高級車を見ただろう?これがパチンコだ」
私「……?!どういうことですか?」
K「とりあえず今日は食事しよう。君は明日も空いているんだよね?」
私「明日は空いていますけど。パチンコは?」
K「焦らなくていい。パチンコはちゃんと打つ。今日打つと勝機が減るんだよ」
よくわからないまま、話は流された。
そして翌日。再びパチンコ店の駐車場に来た。
K「何か気が付いたことはある?」
私「気が付くようなことはないですよ。ただ昨日の高級車はありませんね」
K「今日は休みなのかもしれないね」
私「ところでパチンコはしないんですか?」
K「するに決まってるだろ。パチンコ屋に何しに来てると思ってるの?」
私「そうですよね」
K「これがこの店の台の配置。今日はこの印のついている台で打つから覚えて」
私「え?これって何ですか?予想ですか?」
K「予想か……勝利の方向を示したもの、かな」
私とKはお店に入り、印のついた台に座って打ち始めた。開始30分で1万が飲まれ、今日も負けるのかと気を落としていたところ、Kは横で当たりを引いていた。
K「そろそろかな」
何かを予言するように私の方を見る。そしてついにリーチが来た。「この演出は100%のやつ。初めて見た。確変だ!」
K「今日はその台を、時間の許す限り打つだけでいい」
何度か連チャンが途絶えたが、残り玉で再び引き当てることを繰り返す。閉店する頃には二人とも十数万を手にしていた。
K「勝ててよかったね」
私「はい、とても」と厚くなった財布が幸せな気分にしてくれた。
私「なんであの台が勝てるってわかったんですか?」
K「勝てるとは限らないよ。ギャンブルは運だから」
私「でも勝てるって言ってましたよね?」
K「そうだね。でも今日勝ったのは偶々だよ。これを繰り返せば負けたり勝ったりする。でもトータル的に勝つことを狙っているんだ」
私「じゃあ、勝ちやすかったのには何かあるんですよね?」
K「君が見ていないところに気が付いているから、勝ちやすかったのは事実だね」
私「教えてくださいよ」
K「今日勝てたのはなんでだと思う?」
私「台が良かったとか?」
K「じゃあその台に明日座って勝てるかな?」
私「それはわからないですけど……釘とかよければ」
K「見るところはそこじゃないよ。僕が駐車場で最初に大切なことを教えると言ったのを覚えている?」
私「えっと……幹部が高級車に乗っているとか、そういうこと?」
K「そうだね。見ているものは僕も同じだ。でも考えていることが違う」