「努力が足りない」「もっと頑張れ」——耳に心地よい言葉ですが、努力の量を増やしても結果が出ないとき、増やすべきは量ではなく、方向の確かめです。
どんなに一生懸命に走っても、ゴールが東にあるのに西へ走っていれば、たどり着くことはありません。むしろ走るほど離れていく。多くの「努力しているのに報われない人」は、この状態にあります。
宝幸院がまず尋ねるのは、「あなたは今、本当に行きたい方向に向かっていますか」ということです。
行きたい方向さえ合っていれば、走る速さは自分のままで構いません。早く走れる人は早く着くし、ゆっくりしか走れない人もいつかは着く。けれど方向が違えば、どんな速さでも着きません。
方向の確かめは、努力よりも先に来るべきもの。これが宝幸院の基本姿勢のひとつです。