日本には「察する」「言わなくてもわかる」という美しい文化があります。けれど現実の人間関係を観察すると、言わなかったことは、ほぼ伝わっていません。
伝わっていると思い込んだまま我慢を重ねた人が、ある日突然「もう無理」と関係を切る——これは恋人、家族、職場、すべての関係で起きていることです。切られた側は何が起きたかわからない。切った側はもう戻れない。
原因は単純です。「これが嫌だった」「これが嬉しい」を口にしなかったから。
宝幸院は、関係に悩む方にまずこれをお伝えします。言葉にすること。それも、相手を責めるのではなく、自分の感じたことを「私はこう感じた」と話すこと。
言葉にしてみて、それで相手が変わらないなら、それも一つの答えです。けれど言葉にしないまま「変わらない相手」と決めつけるのは、相手にも自分にも不誠実です。まず一度、口に出してみる。それだけで動く関係はとても多い。